アビーロード東京 体験記
1.ABBEY ROAD Tokyo 体験レポート
今回はビートルズのtributeバンド生演奏体験レポートです。
先日、アビーロード東京(以下、ABBEY ROAD Tokyo)に行ってきました。ABBEY ROAD Tokyoベースは、六本木駅から徒歩6分、南北線麻布十番駅から徒歩10分のところにあります。
店舗は地下にあり、客席はテーブル席になっていて50〜60席ほどでしょうか。ここは「ライブレストラン」のため、食事をしながらビートルズ楽曲の演奏が楽しめます。開演時間になると満席になっていて、人気のほどがうかがえました。
出演するメイングループはザ・パロッツ(The Parrots)というtributeバンドです。
聞き慣れない言葉ですが、コピーバンドやカバーバンドではありません。tributeバンドは「再現」という言葉が適切で、その音楽性や演奏、歌い方、衣装、さらにはステージでの立ち振る舞いや機材に至るまで本物を徹底的に再現します。「身」も「心」も本物に従うのです。
ABBEY ROAD Tokyoのライブは本物を写したビートルズに出会える場所です。
もしビートルズが現存していたとしてもライブレストランでディナーショー開催とはならないので、ひと味違った楽しみ方ができると言えるでしょう。
●沿革
ABBEY ROAD Tokyo は1996年12月6日にオープンし、日本国内だけでなく世界的にも有名になり、ビートルズファンやミュージシャンの聖地として知られています。六本木地区の再開発に伴い、2020年に現在のインペリアル六本木2号館B2Fへと移転しました。
ライブでは専属のtributeバンド(ザ・パロッツなど)が毎晩ハイクオリティな生演奏を届けています。
●演奏
①1本のマイクに寄り添って歌うポールとジョン
勿論、演奏はビートルズそのもの。多くの楽曲で一本のマイクに二人が顔を寄せあって歌います。そのハモリを見るだけで、ビートルズファンならずともグッとくるものがあります。
向かって左にベースのポール・マッカートニー、右にジョン・レノン。ジョージ・ハリスンは自作のサムシングなどを彼らの右側で歌います。
こんなふうにディナーショーでかぶり付きでビートルズを楽しめるのです。リアリティたっぷりで、思わずブラボーと叫びたくなります。大感激の一夜でした。
②来場者に嬉しいABBEY ROAD Tokyoの配慮
テーブルにはリクエスト用紙があり、どんどん歌ってくれます。入れ替え無しなのでその夜は4ステージも楽しめるのです。誕生日であることを事前に告げると、素敵なバースデー特典・お祝いサービスが用意されます。
当日も満員でしたが、毎日このようにビートルズファンが集まるのは驚きです。そして、実際に参加すると楽しい!ほとんどかぶり付きで、写真やビデオ撮影も問題ありません。
③演奏曲はおなじみの…
『ゲットバック』、『ガール』、『バック・イン・ザ・U.S.S.R.(Back in the U.S.S.R.)』など。2年前に発表されたジョンのデモテープをもとにAIが作った曲『ナウ・アンド・ゼン(Now And Then)』も聴けました。
テーブルの用紙でリクエストも受け付けており、盛り上がります。
④ABBEY ROAD Tokyoのメインtributeバンド、ザ・パロッツ(The Parrots)について
ABBEY ROAD Tokyoを拠点に定期ライブを行なっているザ・パロッツは、ポール・マッカートニー本人も公認する世界最高峰のビートルズ・トリビュートバンドです。
「公認」には、こんないきさつがあります。
2013年、ポールが「OUT THERE」ツアーで来日したとき、妻のナンシーさんのバースデーパーティーが都内で開かれました。その時サプライズゲストとして演奏を依頼されたのが、ABBEY ROAD Tokyoを拠点に活動するザ・パロッツでした。
ザ・パロッツがビートルズのナンバーを演奏し始めると、そのあまりの再現度とクオリティの高さにポールは大興奮。
最初は聴いていたポールですが、なんと途中で我慢できなくなり、自らステージに上がってザ・パロッツの演奏をバックにマイクを握ったのでした。
この時、ポールと一緒に『I Saw Her Standing There』など計4曲をセッションしたそうです。
演奏後、ポールはザ・パロッツのパフォーマンスを「信じられないほど素晴らしい!」「完璧だ」と大絶賛しました。この奇跡的な共演と本人からの直接の賛辞があったことから、彼らは名実ともに「ポール・マッカートニーが認めた(公認の)tributeバンド」として世界中のビートルズファンから知られるようになりました。
ザ・パロッツは、イギリスのThe Bootleg Beatlesやアメリカの1964 The Tributeとともに必ず語られる存在のようです。本家イギリスで毎年開催される世界最大のビートルズ・フェスティバル「インターナショナル・ビートルウィーク」でも、彼らは何度もメインアクトを務めているとのことです。
ザ・パロッツの素晴らしい歌とパフォーマンス、ぜひ体験してみてください。
2.(あとがき)ビートルズ始め、レジェンドが大事にされる状況は嬉しい
ビートルズのtributeバンドを楽しみましたが、昨今はレジェンドたるべき大スターが生まれにくい状況もあり、往年のスターが大事にされているのは嬉しいものです。
先日のマイケルジャクソンの伝記映画のヒットも、映画館が若者で埋まったとか何回見たかが話題とか、若い世代を巻き込んでいるようで嬉しい限りです。
良いものはいつまでも大事にしてほしいものです。
萩原光男

