第一回 Talk about Beatles!

Beatles Today! by東京ブラインド工業

当社には、ジョン・レノンが日本滞在時に宿泊していたホテルオークラのドアボーイをした人がいたり、ジョージ・ハリソンと握手できた人が関係者にいたりと、実はビートルズ度の高い会社です。
あなたにとって、わたしにとってビートルズとは!これから数回、考えていきましょう。

第一回 Talk about Beatles!

絶大な人気を誇り、今でも親しまれているビートルズ。ジョージ・ハリソンとジョン・レノンは既に鬼籍に入っているものの、ポール・マッカートニーもリンゴ・スターも元気に活躍しています。
その活動をみてみると、2人とも昨年2025年に20公演近い全米コンサートツアーを行っています。
2人の年齢もさることながら、コンサートツアーを行うだけの人気があることにも驚いてしまいます。ビートルズは世界中の人の心に生きているのです。

あらためてこの2人の年齢を確認すると、
ポール・マッカートニー83歳
リンゴ・スター85歳
この年齢を考えると、その元気がいつまで続くのか心配になります。

心配になるのはポールとリンゴだけでなく、同時代に生きて今もビートルズファンでおられる方々も同様です。つまり、今後数年のうちにメンバーもファンも年齢的に大きな曲がり角を迎え、ビートルズという音楽ジャンルが大きく変わることになりそうです。

とは言っても、年齢的に幅広く存在するだろうビートルズファンがその魅力を継承してくれることを信じていますし、膨大なナンバーが永遠に多くの人に愛され続けることは言うまでもありません。

そんな変化のなかにある今、ビートルズとは何か、その価値は何か、またどう評価されているか、明日の音楽シーンにどう引き継がれるかを考えてみましょう。

●ビートルズの魅力

ビートルズは今もミュージックシーンに確固たるポジションを形成しています。
次のような事実があり、それゆえに彼らの活動は永久に語りつがれるでしょう。

  • 多くのスタンダードナンバーがある

非常にわかりやすい形の、現時点でのビートルズの価値は、たくさんのスタンダードナンバーがあることです。
多くのミュージシャンにカバーされ、ジャンルの壁を超えてジャズでも必須のスタンダードとなっています。「Yesterday」や「Hey Jude」、「Let It Be」、「ヘルプ」、「サムシング」、「インマイライフ」などがあります。
これらの曲はこれからも多くのミュージシャンにカバーされ、また、ジャズのスタンダードナンバーとして歌われ続けるに違いありません。

  • 豊かな音楽性

1960年のグループ結成から、長きにわたって音楽活動を続けました。
"活動の長さ"はその間ヒット曲を出し続けたこと、グループとして協力し続けたことの証です。それだけでも素晴らしいのですが、"長さ"の中で彼らが体験した様々なことを楽曲の中に取り入れたことで、私たちにも色々なものを提供してくれました。大変な価値があります。

既に亡くなった2人も存命のポールとリンゴも、多くのヒット曲を作り続けました。そのなかで、彼らはグループとして、また個人として色々な音楽体験をしています。同じことの繰り返しの日々に飽きて、飛躍のためにいろんな活動をしていました。

例えば、インド音楽シタールの名手ラビ・シャンカールと出会いもありました。ジョージ・ハリソンは彼に影響され、1966年の「ノルウェイの森」ではシタールが入っています。

クラシック音楽にも近づきました。「エリナー・リグビー」では対位法を駆使して複数のメロディーを同時に演奏する手法が味わえます。この曲はビートルズ5番目のメンバーと言われるジョージ・マーティンが貢献しています。彼はクラシック音楽出身の音楽プロデューサーで編曲家、作曲家なのです。

ジョン・レノンが現代芸術家オノヨーコと出会い結婚したことも、彼の曲に思想的深みを加えました。これは、彼の末期の名曲「イマジン」によく現れています。

萩原光男