昨今の音感覚の世界と製品作り その1
今回の音楽
写真のファーストアルバム『First Love』に収録されている「Automatic」。
宇多田ヒカルさんが1998年末に15歳でCDデビューしたときのデビューシングルです。ダブルミリオンセラーになりました。
・昨今のユーザーの「音感覚トレンド」を学ぶ
東京ブラインドの室内装飾用・音対策製品は少しずつ市場に認知され、多くの方々の目に留まるようになってきました。
代表的な製品であるフェルトーンはオフィスや教室、ホールなど様々な場所で使われています。
この製品は従来の吸音・静音製品に比べて幅広い周波数帯域に効果があり、縦型ブラインド、壁貼パネルなどバリエーション豊富なので、その使いやすさからも高く評価されています。
フェルトーン発売当時のオーディオ界はDVDなどがまだ話題になっている頃で、サラウンド用の吸音材料として市場に大きなインパクトをもたらしたと思います。
しかし、発売から10年ぐらいが経過してオーディオブームが去り、映像・サラウンド市場も変わってきています。
市場の変化を幅広い観点から俯瞰して、東京ブラインドの吸音製品をさらに多くの方に使っていただけるよう、世の中の変化を何回かに分けて考察してみることにしましょう。
例えば、静音や吸音の世界で何が求められているかという視点で過去・現在・今後について、世代の感覚や流行歌の傾向、行政からの建築に関する規制によるモノ作りの環境変化と言った面にも目を向けたいと思います。
・消費の中心を占める、若者の感覚
最近はZ世代・Y世代という表現で、昨今の消費市場において多数を占める若者について語られます。
消費の中心を占める若者の感覚について考えてみましょう。
Z世代とは1996〜2020年頃に生まれた若者のことを言います。この間、2001年9月11日の同時多発テロや2008年のリーマンショックがあり、景気低迷期でした。
エコロジー的にはネットの普及も影響してTV離れが進みました。
コミュニケーションに関しては競争や他者との比較ではなく、世代による価値観の変化もある中で多様性を尊重し幅広い人々と仲良くする傾向が見られるようです。
Z世代の前はミレニアル世代あるいはY世代と言い、1981年〜1996年頃に生まれた人のことを指します。このY世代の特徴については次回焦点を当ててみましょう。
萩原光男
**…。*東京ブラインドの製品紹介 *。…**
最初の吸音製品、吸音バーチカルブラインド。
開閉・回転によって吸音率を変えられ、高い柔軟性があります。