木製ブラインド「こかげ」について③

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プロフェッショナルの選択肢Ⅲ

天然木という素材特性を存分に生かすブラインド

生きているブラインドとは

「こかげ®」の特徴は無垢の1枚板の美しさと木の実力を兼ね備えた最高のスペックを擁していること。そして日本の天然木を使用した国内産の木製ブラインドであることだ。

木は呼吸する素材と言われるよう、周囲の湿度変化に対応し、湿気を吸放出し、室内の湿度を安定させる調湿効果がある。また断熱性能が高く、吸音性に優れて、音質をまろやかにするなど、その効果は数多い。さらに紫外線を吸収する一方で赤外線を反射、表面の細かな凹凸により光を適度に散乱させることで、まぶしさを軽減するというブラインドに最適な特性も持つ。もちろん、木のもうひとつの特徴であるリラックス効果のある香りも享受できる。

アルミブラインド

木製ブラインド

そしてアルミニウム製のブラインドに比べて静電気が発生しづらいことから、ホコリがつきにくく、手入れも簡単。また木目であることで、ほこりが付着しても気にならないという利点もある。こうした多彩な利点により、「こかげ®」はさまざまな場所で選ばれている。

さらにもうひとつ。手入れを続けていけば、100年以上使い続けることも可能であることは木の最高の魅力だろう。

心と身体に優しく、またSDGsという観点からも、いまこそプロフェッショナルが選びうる、そしてデザインに生かすべき、最良かつ最上のパートナーといえるだろう。
近年、SDGsの観点からも“木材”への注目が高まっている。農業の分野ではプラスチック素材を多用するビニールハウスの使用を減らし、木とガラスを使った「温室」への転化が進められており、ここでも木製ブラインドの活用が期待されているという。

仕上げ

未晒し蜜ロウワックスは国産の蜜ロウと一番搾りエゴマ油のみを原料としており、木目の美しさを際立たせ、また湿気からの保護の役割を果たす。

オスモカラーはドイツ生まれの自然の植物油・植物ワックスから作られた塗料で、玩具や食器の塗装にも使うことができる安心・安全の素材。カラーバリエーションが豊富なことも特徴で、居住空間を彩る色を選ぶことができる。

国産自然塗料

ライター YK